チーム

10月14日(金)「アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022」オーストラリアA代表戦に李承信選手と山中亮平選手が出場しました。

オーストラリアA代表との3連戦のシリーズ最終戦。これまでJAPAN XVは、2連敗を喫しています。JAPAN XVが意地の勝利を挙げることができるのか、注目の一戦が10月14日(金)大阪・ヨドコウ桜スタジアムで行われました。

相手キックオフではじまった試合は、いきなり動きます!3分、ディラン・ライリー選手(埼玉WK)のキックに山中選手が反応すると、インゴールで押さえて先制のトライをマーク。2戦目に続き、「10番」を付けた李選手のキックも成功し、7−0に。その後すぐにオーストラリアA代表にトライを許すも、JAPAN XVはスピード感あふれるアタックを展開し、18分、22分、27分とトライを奪い、28−7とリードを広げます。前半終了までにJAPAN XVが 1トライ、オーストラリアA代表が2トライをそれぞれ決め、35−19で試合を折り返しました。

後半も先にスコアしたのは、JAPAN XV。2分、オーストラリアA代表ボールのラインアウトをスティールすると、流れるようなアタックを展開し、最後はジャック・コーネルセン選手(埼玉WK)がインゴールへと飛び込みトライ。李選手のゴールキックも決まり、42-19としました。しかし、ここから試合の流れは一気にオーストラリアA代表へ。立て続けに4本のトライを奪われ、45-43と2点差に詰め寄られてしまいます。逆転負けという結果に終わった2戦目の嫌な記憶が蘇りましたが、ここで地元出身の山中選手がJAPAN XVの窮地を救います。ロングキックでエリアを挽回したり、李選手から代わった山沢拓也選手(埼玉WK)のキックをチェイスして相手のミスを誘ったりと大活躍。JAPAN XVは、32分、ゴール前ラインアウトからモールを押し込んでトライを奪い、52-43にします。試合終了間際、オーストラリアA代表にトライを許すも、52-48でノーサイド。JAPAN XVがこのシリーズ初勝利を挙げました。

試合後、山中選手は「ヨドコウ桜スタジアムから実家まで自転車で約20分と近く、中学時代の友人も来てくれましたし、神戸スティーラーズのスタッフや選手も会場に足を運んでくれて、いつも以上に気合いが入りました。後半、相手の流れになった時間帯がありましたが、しっかり勝ち切ることができたことが収穫です。前半3分のトライについては、うまくボールを押さえることができてほっとしました」と笑顔。李選手は「2戦目からの1週間、FW、BK連動しながら全員でアタックしようと練習をしてきて、試合でそれを精度高く体現することができました。その中で、僕はチャンスの時に良いボールを外に供給したり、キックの使い方だったりを意識しながらプレーしていました。アタックについては良い形でチームを引っ張ることができたと思いますが、ディフェンスに関しては、もっとレベルアップしないといけません」と話していました。

10月29日(土)日本代表は、国立競技場にニュージーランド代表を迎え撃ちます。山中選手は「2018年秋に開催されたニュージーランド代表戦は、僕が初めてフルバックで出場したテストマッチです。あれからフルバックとしてたくさんの経験を積み、成長しているところを見せたい。メンバーに入ることができるよう頑張ります!」とコメント。李選手も「子供の頃から対戦したいと思っていました。今回のシリーズで2試合出場させていただき、たくさんの収穫がありました。この経験をニュージーランド代表戦で出すことができるよう、試合出場に向けてアグレッシブにアピールしていきます!」と述べていました。

両選手をはじめ、コベルコ神戸スティーラーズの代表選手の応援をよろしくお願いします!

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