灘浜グラウンドで開催のプレシーズンマッチvsトヨタヴェルブリッツ終了後、ホルテンヘッドコーチと橋本キャプテンによる「コベルコ神戸スティーラーズ リーグワン2022-23開幕前記者会見」を実施しました。

会見は、冒頭、31–33で敗戦となったトヨタVとのプレシーズンマッチについて。ホルテンヘッドコーチは「今日の試合は、35分くらいは神戸ラグビーをすることができたのですが、開幕戦では、これを35分ではなく、80分間できるように準備していかなければいけません」とコメント。橋本キャプテンも同様に「神戸のラグビーを80分間やり通すことが必要だと思います」と話していました。

その後の質疑応答では、今後の修正ポイントについて問われ、ホルテンヘッドコーチは「スキルエラーをなくすこと、ディフェンスの精度を上げること、ポジショニングのタイミング」と回答。モエアキオラ選手のNo.8での起用については「昨シーズンの終盤、彼はNo.8に入り、良いプレーをしていたこともあり、プレシーズンマッチでも試してみました。基本的にはBKですが、No.8もオプションとして考えています」と話し、昨シーズンからチームに上積みされたものとは？との質問には、ホルテンヘッドコーチ、橋本キャプテンともに新加入選手だと答えていました。

橋本キャプテンには、どういうチームを作っていきたいのか？という質問があり、「全員が同じページに立てるようにまとめていきたい。そこがズレてしまうとミスが起きます。同じページに立てるようにしていきたいです！」ときっぱり。リーダーシップについては、昨シーズン、長年キャプテンとしてチームを率いた橋本 大輝コーチのもとでバイスキャプテンを務め、多くのことを学ぶことができたとも話していました。また、ファンに注目してほしいところについては「今日の試合でも前半は多くのトライを取って、神戸ラグビーを見せることができました。ボールが動く、ワクワクするようなラグビーをしますので、そこに注目してください！」と笑顔で回答。

今シーズン、ディレクターオブラグビーからメンターへと肩書きが変更されたウェイン・スミス氏との関わりについては、ホルテンヘッドコーチが「ウェインは女子のニュージーランド代表のコーチを務め、女子ラグビーワールドカップに参加していました。大会１週間後には連絡があり、それからは常にコンタクトを取り合い、アドバイスをもらっています。年明けには、来日し、チームに合流します」とのこと。

今シーズンの目標について聞かれると、ホルテンヘッドコーチ、橋本キャプテンともに「優勝！」と言い切り、ホルテンヘッドコーチは「とはいえ、先を見据えるのではなく、目の前の戦いを一戦一戦大事に戦っていく必要があります。最終的に頂点に立つことができるようしていきたいですね」と付け加えました。

いよいよ幕を開ける2年目のリーグワン。プレシーズンマッチは1勝4敗という結果に終わりましたが、開幕前に多くの課題が出たことを前向きに捉え、しっかり修正し、「ジャパンラグビー リーグワン2022–23」の戦いに臨みます。4年ぶりの頂点を目指すコベルコ神戸スティーラーズに熱い応援よろしくお願いします！